道具に支配される身体

 オンラインヨガの本田信英です。

 先日、リアルのレッスンの場で生徒さんと話していて、アッと思うことがありました。
 首の不調を訴える人が増えているんですね。
 今まで特に首に異常を感じていたわけでもない人が、突然「最近首が……」と言い出します。

 身体の不調と言えば、すぐに出てくるのは「腰痛」「肩こり」です。
平成7年度健康調査
平成25年度健康調査
 
 ここ20年近くでずっとこの2つは変わらず、トップに君臨しています。
 ただ興味深いのが、首のコリや不調に関しての項目はそもそもありません。
 おそらく、これまでの生活環境の中で肩のコリはあっても、首がコるなんてことはなかったのかもしれないと思いました。
 
 じゃあ、一体なんで首の不調を訴える人が増えているのでしょう?

目次

 不調の話をよくよく聞いていると、「最近、家ではパソコンは使わずタブレットしか使わない」という話が出てきて、そうか! と思いました。

 テレビやパソコンに比べて、タブレット端末は画面の位置を調整しづらいです。
 ホルダーのようなものを使っても、斜め上に向ける形になります。
 するとどうしても見下げるような角度になってしまいます。

 常に俯いたような状態で動画を見たり、キーボードを打ったりしていたらそれは首に負担をかけるというものです。

 そこまで考えて、最近接している子ども達にも首を気にするような仕草をしていることが何人かいることを思い出しました。
 その子達は、マウスの操作の仕方は知らなくても、タップやスワイプは知っているんですね。

 もしかしたら、タブレットが普及するようになってきて、首の不調ってものが出てきているのかなと感じるようになってきました。

 2045年にはAIが人間の知性を超えるという2045年問題を知った時、僕は人間がAIに管理される時代が来るのかなと思いました。

 だけど、身体的な面から見れば、既に支配され始めているのかもしれません。
 ケータイやスマホが誕生して、ストレートネックが

 常に道具とともに変化してきたのだよな、と思いました。
 既に僕達の身体は支配され始めているのかもしれません。

というのを聞いた時、なんだか僕達の身体という

 腰、肩の

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