言葉、感情、身体、今 –あいちトエンナーレ2016に行ってきた–

虹色
 オンラインヨガの本田信英です。
 あいちトリエンナーレ2016に行ってきました。

 トリエンナーレとは一言でいえば、国際美術・芸術祭です。
 様々な芸術作品、映像作品、表現芸術に触れることができます。

 会場も愛知県内に様々あり、町おこしの色合いも濃いです。
 ただ作品を鑑賞するだけでなく、普段あまり足を運ばない場所を歩き、意外なお店を発見したり、風景を味わうのも楽しいイベントです。

 今回、印象深い作品と出会いました。

生の幾何学72の感情

吹き出し
 愛知芸術文化センター10Fにある会場でそれと出会いました。

『生の幾何学72の感情(ディレク・ウィンチェスター)』

小さな液晶画面に役者の身体と表情を映してある映像。
 最初なにをしているのかわからず、困惑しましたが、72の感情を表す言葉を役者が演じているのだとわかりました。

翻訳、文学、演劇、オーラルヒストリー(口述の歴史)や感情表現を主題に制作している。《Geometry of Life:72Emotions》は人間の感情をあらわす単語を切り抜いたアクリル板とその日本語訳で構成。新作の映像では、ボトックス注射を受けた俳優が指示された感情を演じる。両作品を通して、身体的にあらわされる感情と、言葉のあいだに存在する隔たりについて考察する。

(虹のキャラヴァンサライあいちトリエンナーレ2016 キャラヴァンガイドブック p09)

 ボトックス注射は、美容整形ではシワとりに使われるものです。
 おそらく表情の機微をはっきりさせるために使ったのだと思います。

言葉と身体のつながり

 その映像を前にして、私は思わず立ち止まりました。
 後からやってきた人が隣で立って、またすぐに次の作品へと流れていく中で、しばらく見続けていました。
  
 次々と変化していく感情と身体に面白く、口を半開きにして見入っていました。
 近くで座っていたスタッフが交代する時に我に返ったので、結構な時間だったでしょう。
 
 フラットな姿勢・表情から感情を表す動きへ。そしてまた元に戻るその繰り返し。
 
 72個の感情を表す言葉の一覧も展示されていて、その中には似たような感情もありました。
「怒り」「苛立ち」「反感」
「好意」「愛(love)」「好き(like)」
 
 似たような感情だと自然と似たような身体表現になってきます。
「なにを当たり前なことを……」と感じるかもしれませんが、これってすごいことですよね。
 
 だって、言葉と身体が繋がっている証拠じゃないですか。
 
 もしその2つに繋がりがなかったとしたらどうでしょう?
 例えば、「怒り」の身体と「喜び」の身体が似ているなんてことが起こります。
 そんな場面に出くわしたら、少なくとも私は困惑するでしょう。
 
 距離感の近い感情とそれを表現する身体は似通っている。
 それは逆に普段の言葉を変えることで身体は変わり、その逆もまたあり得ることです。

 
 ネガティブな言語からポジティブな言語に変えた時、人はどう変わっていくのか。
 それを身体的な視点から捉えてみるのはとても面白いだろうな、と感じました。
 
 

あなたは表情と動作のどちらを重視しているか

手足
 1つ重大な気づきがあって、私はその人の首から下の方を重視しているのだなということです。
 
 似たような感情の微妙な違いがわかることもあれば、そうではないこともありました。
 その中で、表情よりもその人の動作の方が見分けがつきやすかったです。
 
「この動作はこの感情だな」と特定できるわけではありませんが、表情を見た時よりも「さっきとは手の握り具合が違う」といった差異に気づくことができました。
  
 

私がオンラインに不安感を覚える理由

 オンラインヨガなんてものをやりながら、私はskypeなどのビデオ通話に苦手意識があります。
 なぜかというと、それは多くの場合肩よりも上しか表示されないからです。
 
 人と向き合う上で私が大事にしている情報が切り捨てられてしまっている。
 そこに心細さを覚えて、もぞもぞしてしまうのです。
 
 その違和感については以前からあったものですが、今回この作品に触れてみて、自分が思っている以上にその四肢と胴体の動きを重視して、人との関わっているのだと再認しました。
 
 あなたは一体、どんな風に人と関わっているのでしょうか?
 表情と身体どちらに比重を置いているでしょうか?
 

人間の身体はその人の「今」を表す

 瞬間的な「今」が身体にはあります。
 
 びっくりした時、「驚き」の身体を作る。
 それは瞬間的な行為で、ずっと続くわけじゃありません。
 
 徐々に驚きが収まり、それとともに動作も変わってきます。
 
 そして短期的な「今」があります。

 嫌なことがって鬱々とした気分を抱えている時、人は背中を丸め、俯き加減になる。
 それはしばらく持続して、戻ることもあれば、さらに酷くなることある。
 
 そして、長期的な「今」があります。

 小さい時からの動きの癖。利き手利き足、部活やスポーツでできた身体のゆがみ。
 それは積み重ねてきて、定着したいるためなかなか変わりません。
  
 身体は色んな「今」を内包しているんだな、と感じました。
 
 お風呂場で鏡の前に立ち、全裸の自分を眺めてみる。
 その身体はどんなものを物語っているのでしょうか?
 
 ちょっと見方が変わったように思います。
 
 あいちトリエンナーレ面白いので、是非行ってみてくださいー。

 
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