1.失敗を恐れる幼少期
2.あまりにも思い通りにならない心身
3.100人100通りの心を扱う方法があるのか
4.変わるきっかけとより深い疑問
5.ティッシュ配りから始まるヨガライフ
6.ホットヨガとの決別(この記事)
7.自分の取り扱い説明書
8.私が沖ヨガをやる理由
ホットヨガの効果は凄まじいものがありました。
高温多湿の部屋で動くので、とにかく汗だくです。
終わった後のロッカールームで体重を測れば、1〜2kg減っていました。
数値的な効果は抜群です。最近ホットヨガのスタジオばかりができているのも頷けます。
レッスン後は身体は熱を帯びていて、冬場でもインナー1枚でしばらく外を出歩いても寒さは感じません。
汗をかいたおかげで、心も軽い。
これは凄いものに出会ったな、と思いました。
だんだんとおかしいことに気づく
けれど、何ヶ月か続けているうちに違和感を覚えるようになりました。
その頃にはいつも行く時には「よし、行くぞ!」と意を決して行くようになっていました。
ネットからの予約をする時は5分くらい迷ってから、ようやく予約ボタンを押していました。
そして、終わった後の疲労感は凄まじいものがありました。
達成感はあるものの、レッスン後は意欲が失せて、手につかないような状態でした。
体重は一時的に減っても、その反動で飢餓感が強くて、食欲が増しガツガツ食べてガブガブと水分を取る。
結局、減った分食べたり飲んだりするので、体重の増減はありませんでした。
最初は感動したレッスン後の身体の火照りも決して心地良いものではありませんでした。
それは身体の内側からポカポカしてくるというような温かさよりも、熱帯夜の熱がこもって暑くて仕方がない感覚でした。
気合を入れなければできないヨガ。これはなんだかおかしいんじゃないだろうか?
そう思い始めた頃に、レッスン中に怪我をしました。
バランスポーズの最中に少し踏ん張った際に右足のかかとにピキッとした痛みが走りました。
怪我の功名
日常生活には問題ないものの、体重をかけると痛むので病院に行きました。
特に異常はなく、経過とともに良くなると言われました。
とはいえ、その身体ではホットヨガをやるのは困難です。
当時並行して続けていたランニングも負担をかけるので休憩です。
思いがけず時間ができたことで、私は冷静に考えることができました。
私がやりたかったのは自分の心と身体を楽にすることだったはず。
辛い時でも感情に振り回されず、腰痛や肩こりとも無縁の身体を手にいれることじゃなかったのか?
でも今の自分を振り返ればどうだろう?
心も身体も無理をしてヨガを続けて、怪我をしてしまった。
ああ、これじゃないんだな。
ストンと腑に落ちました。その時に私はホットヨガ辞めることを決意しました。
ここで誤解して欲しくないのは、ホットヨガがダメだと言っているのではないということ。
私が通っていたスタジオは今も営業しています。
それはすなわち好きで通っている人がいるということです。
また、ホットヨガと一口に言っても、温度設定も動きの強度も種々様々です。
自分にあった場所を選べば、とても快適に過ごせるでしょう。
ただ、私の身体と考え方には馴染まなかった。
それだけです。
さて、ホットヨガを辞めた私は次はどうしようかと迷っていました。
身体を通したアプローチという軸はあっても、具体的な糸口が見えませんでした。
様々なボディワークや武術なども色々と囓ってみましたが、「これだ!」とピンとくるものがありませんでした。
そんな期間を半年くらい過ごしていた私はようやく沖ヨガに出会います。
コメント
読ませていただきました、とおりすがりのものですが、気になったので。
最後の「私の身体と考え方には合わなかった」
カラダと考え方に合わないには、の「には」は、明らかに間違っています。他には合っていたもの、ためになったものがあるような匂わせ方ですが、カラダと考え方を除いたらなにもない、すなわちすべて無駄だったということをお伝えしておきます。
ご指摘ありがとうございます。
表現を訂正しました。
訂正前:私の身体と考え方には合わなかった
訂正後:私の身体と考え方には馴染まなかった