ヨガを習慣にする。
その大事さについてはこれまでも書いてきました。
頑張らず、無理をせず、続けてみる。
そうすれば、必ず変化は現れます。
ただ、習慣にするということがしばしば自分を縛ってしまうこともあることに気づきました。
例えば、毎日散歩する習慣を作るとしましょう。
それが習慣になった時に今度は別の問題が発生します。
休んだ時に「しまった」と後悔したりしませんか?
習慣になって、「やることが当たり前」になると、今度は「やらないことが悪いこと」になってしまう可能性があります。
だから、できなかった時に自分を責めたり、ダメだったなと思い込んでしまう。
でも、習慣は自分で決めたもので、できなかったからといって誰かに迷惑がかかるものでもありません。
自らを前へと進めるための習慣が逆に足枷になってしまっては意味がありません。
だから、「習慣化」できたら「日常化」を目指すべきなのでしょう。
そうすると休むことへの抵抗感が無くなります。
光が強ければ影も濃くなるように、「やること」が強く意識されると、同時に「やらないこと」の意味も大きくなってきます。
よって、「やることが当たり前」から「やる、やらないを意識しない」レベルまで落とし込む。
それが日常化です。
10年間1日も欠かさず、散歩する。
それはそれで強い執念を感じますが、途中で何日か休んだからといってケチをつける人はいません。
完璧ではない私達は、体調を崩すこともあります。
高熱の中、散歩しなければならないと身体に鞭を打って歩きに出て、更に悪化させるなんて本末転倒ですよね。
必要な時は休み、そして翌日から気負いなく自然と再開できる。
それが生命に則したあり方ではないでしょうか。