変わるきっかけとより深い疑問

図書館の書棚

 交流分析(TA)は、わりと古典的な心理学で、簡単に言えば人間の心と行動を楽にすることを目的としています。
 その理論はシンプルであるがゆえに実践しやすくなっています。
 
 私に交流分析を教えてくれた先生は、実践して覚えることを口酸っぱく言いました。
 心理学の偉い教授でも家庭が上手くいっていないことがある。それは覚えたことを自分で実践できていないからだ。
 だから、知識をたくさん覚えることよりも、1つ覚えたらそれをまず実践しなさい。
 
 過去と他人は変えられない。変えられるのは自分だけ
 

 それが先生の口癖でした。
 既に一線を退かれたので名を出すのを憚られるのですが、私が大きく変わるきっかけを与えてくれた方なので今でも感謝しています。

自分を変える=行動を変えること

 講義ではいつも最初に、生徒のそれぞれが日常で遭遇した出来事の話をしていました。
 それをどう対応したか、あるいは失敗したことはどうすればよかったかについて話し合っていました。
 
 つまり、その先生は、交流分析の理論だけでなく交流分析の使い方を教えてくれたのです。
 
 それまでの私は「自分を変える=今までの自分の否定」だと捉えていました。
 だから、もっと良い人間になれと己を責め立ててきました。
 けれど、そこにはやはり具体性が欠けていて混乱するばかりでした。
 
 自分を変える、ということは行動を変えること。
 「すいません」が口癖になっているところを「ありがとう」と言う。
 感情に振り回されそうになるところを一旦こらえて、冷静に考えてみる。
 
 もちろん最初は失敗の連続でしたが、繰り返すうちに心のあり方も随分楽になってきました。
 

楽になるも、シコリが残る

 そうして自分に少し余裕が出てくると、周りが見えるようになってきます。
 同じような苦しみを抱えている人が少なからずいました。
 
 同じ先生のもとで一緒に学んだ人でも、上手く実践できない人もいました。
 それはなんでだろう?
 
 思えば、世の中にはたくさんの心理学及び療法があります。
 ある人にはAの心理療法が効くけれど、別の人にはAが効果がない。
 代わりにBの心理療法で改善した。なんてことが珍しくありません。
 
 たまたま私には交流分析が役立ちました。
 でも、万能じゃない。
  
「100人100通りの心」がまともや立ちはだかっていました。

 さらに、楽になったとはいえ私の中にはまだシコリにも似た引っかかりがありました。
 もっと深く根源的な部分まで手の届く方法はないのだろうか?
 そんな疑問が頭をしめていた頃、ヨガに出会いました。

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