すれ違いの不幸をなくすために

バスでのすれ違い
 オンラインヨガの本田信英です。
 人間は日夜たくさんのすれ違いを経験しています。
 先日出会った出来事は、人と人とのすれ違いの不幸を体現するような出来事でした。

遅れたバスの車内の一幕

その日私が乗っていたバスは、定刻の10分以上遅れていました。
車椅子のお客さんを2名乗せていたからです。車椅子の固定には時間がかかり、遅れていました。

 そこへ新しく乗ってきたおじいさんが、運転手さんに「時計をみてみなよ」と激しく詰め寄りました。
 運転手の方が説明をして、事情を察したおじいさんは気まずそうに、席に座りました。
 その光景を見て、私は胸が締めつけられました。

 誰の立場に立ってみても気持ちはわかるのです。
 遅れた運転手の焦りも、待たされたおじいさんの苛立ちも、いたたまれなくなって、萎縮していた車椅子と連れの方も、誰かが悪かったわけありません。

 けれど、みんなが後味の悪さを覚えることになりました。
 こういうすれ違いが世の中にたくさん起こっているのではないだろうか? と私は思いました。

複数の視点を持つこと

 ヨガの哲学においてヤマ(禁戒)があります。
 これは「してはいけないこと」の意味なのですが、その中に「非暴力」があります。
 物理的な暴力もありますし、言葉や態度も含まれます。
 
 ただ、なぜ暴力がいけないのか、ということはあまり触れられません。
 僕なりの解釈ではありますが、暴力はより深刻なすれ違いを生むからだと思っています。
 
 それぞれの立ち位置から見える風景があって、1つの視点から見ると、誰かが悪いように見えてしまいます。
 だから、複数の視点を持つことが必要です。
 今回、おじいさんの行為が引き金になっていますが、おじいさんも大事な約束があって、どうしても急がなければいけない事情があったかもしれないのです。
 
 わからない状況は人を不安にさせますし、身を守るために攻撃的にさせます。
 だからこそ暴力には頼らないと決めることで、冷静に状況を見て、わからないことは尋ねることができます。
 

事実を凶器としない

絡まった糸
 事実を見ることはとても大事です。
 私達はすぐに自分の都合の良いように物事をねじまげてしまうからです。
 だから、同じ体験をしても別のことを感じます。
 
 それがゆえにすれ違いは起こります。
 だから、誰にとっても変わりない事実を扱うことで、私達はコミュニケーションをスムーズにこなすことができます。
 
 しかし、今回の出来事で感じたのは、事実は凶器にもなりうるということです。
「10分も遅れているんだぞ」と責められたら、運転手の人にとっては申し訳ないとしか言いようがありません。
 事実は物事を整理するためには使っても、誰かを責め立てるために使うものではないのでしょう。

1番の不幸は時間的な余裕のなさ

 今回誰も悪くなかった私は思いますが、1つ原因があるとしたら、それは時間的な余裕のなさです。

 たった10分です。
 海外に行けば、その程度遅れることはさほど珍しくありません。
 
 けれど、日本ではそれが許されなくなってしまっています。
 それほどまでに私達は時間に縛られています。
 そして、縛られていることにすら気づいていません。

 実は、僕自身も知らず知らず、バスは遅れていることにストレスを感じていました。
 おじいさんが怒ったのを見て、自分の感情にはたと気づきました。

 時間を守ろうとするあまり、なにか大事なものを失っていないかを考え直してみるといいかもしれません。

 

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