なんのために言葉を使うのか?

ふきだし
 オンラインヨガの本田信英です。

 最近、言葉が出てこなくなることが多くなりました。
 情報を伝達するための文章には困らないのですが、こうして自分で感じて考えた文章を書こうとした時に机の前で呆然としてしまう。

 書きたいこと、伝えたいことはあるのですが、それをどう言葉にしていいのかわからない。
 そういうことが頻繁にあって、ブログを更新しようとして全然できなくなりました。

 ようやくその状態を脱しつつある中で少し見えてきたのは、自分の言葉に慎重でありたいという気持ちが芽生えてきたからです。

自分を防衛するために言葉を使う

 まず、なんでこんな状態に陥ったのかといえば、間違いなく最近はまっている竹内敏晴さんの影響が大きいと思います。
 
 大人になるまで聴覚障害を抱えていた経験から、成人後に言葉を習得するという経緯を辿った竹内敏晴さんは「からだとことば」について並々ならぬ興味と関心を持って、その2つを扱うレッスンを始めました。僕はその独特の視点と感性から紡がれる言葉にすっかり魅了されてしまいました。
 その著書の中でこんな一節があります。

”自分を本当に表現しようと思ってしゃべっているなんて人は、ほとんど見あたらない。ほとんどは、自分をどう良く見せようかと、どう弁解しようか、つまり、自分を防衛するために周りに壁を作り出すのがことばである、という風に、まざまざと見えてきたことがあるんです。
 すると、ことばというものは本質的に嘘であるらしいと気がついた。
(P47)『「出会う」ということ』”

 この文を目にした時に痛いところを突かれたな、と感じました。

 まさしく僕は自分を守るために言葉を使っていたのでしょう。
 言葉で建前と言い訳の大きな盾を用意して、それから人と関わろうとしていました。
 けれど、自分からも相手からも顔が見えない状況で伝えたいことがなかなか届かないというのも仕方ないかもしれません。

 それからは言葉を重ねれば重ねるほどに嘘が増えていってしまう感覚に苛まれました。
 思考することはできてもそれを言葉として自分の外に出すことがとても恐ろしくて躊躇してしまう。

 本当に自分が思っているかどうかの確信が持てない。
 自らを煌びやかに装飾するために、そして自分の都合の良い勘違いを他者にミスリードさせるために言葉を使っていないか?

 それがわからずに悶々としていました。

 僕は一体、言葉というものをなんのために扱いたいんだろう?
 そんな疑問が浮かんできました。
 

溝を埋めるために言葉を使う

溝

 散々悩んでいたのですが、ある方から相談を受けていた時にふと思いつきました。

 僕は溝を埋めるために言葉を使いたい。

 世界には溝が溢れていると感じます。
 自らの意識と無意識、身体と心、そして人と人との間に横たわる溝。大きな視点からだと思想や国、文化の間にも溝があります。
 
 境界線ではなく、あくまでも溝なのです。
 境界線はただ分けているだけだけれど、溝には断絶がある。溝を横断しようとするとそこには必ずギャップが生じてしまう。

 自分の行動と考えの不一致を言葉を使って明らかにする。人同士の間で生じる認識のズレをならす。
 
 その溝を埋めることがヨガの語源でもある「つなぐ」ということなのかもしれません。

 溝というのは隣接しているものの間に生まれるもの。
 つまり、もともと離れていて関係のない別々のものの間には溝は生まれません。

 隣接しているのに関係性の絶たれているもの・ことの隙間を埋めて、スムーズに行き来ができるようにするために言葉を使いたい。
 そんなことを思うようになりました。

だから僕は違和感を大事にする

 ただ、言葉で溝を埋めようにもその溝に気づけなければ意味がありません。
 現実にある溝と違って、直接目で捉えることはできません。
 だから、違和感を大事にしたいのです。

 目の前で話を聞いている人に本当に自分の意図が通じているのか?
 本当に自分の意思でやっていることなのか?

 その違和感が溝に気づかせてくれるのだろうなと思います。
 まだ完全に晴れたわけではありませんが、スッキリしました。

 それにしても、世の中の人達は一体なんのために言葉を使っているんでしょう?

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